心身に溜まった世の中の嫌な毒をデトックスしましょう。


by jinsei-detox

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磐音ファンとして

 佐伯泰英の小説のことをいまさら面白いなどといってくれるなと彼の愛読者なら思うだろう。僕が知らなかっただけで、なんと驚くことにすでにシリーズで830万部発行されているという。面白いものはみんな知っているんだねえ。(「居眠り磐音」の文庫本の表紙の蓬田やすひろ氏の絵がほんとうにいいんだなあ。)
 ところでお正月にNHKで「居眠り磐音」のドラマが放映されたが、これはいただけなかった。山本耕史という役者が磐根の役をやっていたが、能天気な演技ぶりには興ざめといったところ。だいたい僕に言わせれば、テレビドラマにして原作以上の面白さが表現されるわけもない。やるなら原作を解体したところで映像の表現を追求しなければ映像の「磐音」ができるはずもない。
 それにしても「磐音」のベストセラーはなぜか僕を勇気づけてくれる。別に僕が時代小説を書いているわけでもないが、藤沢修平なきあと、山本一力にならんで安心して読める作家が登場してきたからだ。
 実はチャンバラ小説に僕は少しおもしろい企画を持っているのだ。きっと実現させようと思う。
下記のアドレスは「居眠り磐音」の公式サイトです。
http://inemuriiwane.jp/index.html







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by jinsei-detox | 2009-01-11 09:15

佐伯泰英は困った人だ

 平成21年のお正月です。いやあ早いなあと溜息をつくばかり。
さて最近、僕は以前書いたことがあるが、山本周五郎を読み始めて以来、時代小説の虜になってしまった。なかでも山本一力の作品は江戸の深川の街を中心に人々の生きる姿が新鮮に描かれていることで、楽しめたのだった。たとえば「茜空」にみられるように江戸時代に生きる人の仕事ぶりを通して、人生を考えさせてもくれるいい本だった。彼の作品の多くが仕事を描くことで現代人にも同質に問える生き方を考えさせる視点が楽しく書かれている。一力さんのあとは乙川優三郎を読みだしてしまった。初回の小説が「喜知次」というすぐれた青年武士の話だったのが引き金になったしまった。確かに藤沢修平に話の作り方は似ているけれど、よりテーマが重いかもしれない。少し重すぎるなあと思ったせいもあって、今度は佐伯泰英の「i居眠り磐音・江戸双紙」と「密命」の2シリーズにはまってしまった。
 仕事の締め切りが来ているというのにもう少し、もう少しだけと思いつつ1冊を読み切ってしまって翌日には次の巻を購入してしまっている始末だ。このシリーズは「密命」が18巻あり、「居眠り磐音」は同じように19巻くらいあるのだ。
 まるで学生時代に試験勉強をやらないといけないと思うと余計、違った小説などに読みふけってしまった苦い体験があるが、それに似ていなくもない。とにかくまいってしまっている。
 ほんと佐伯泰英はおもしろすぎるよ。困った人だ。
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by jinsei-detox | 2009-01-09 21:13