心身に溜まった世の中の嫌な毒をデトックスしましょう。


by jinsei-detox

<   2010年 12月 ( 3 )   > この月の画像一覧

今日は12月31日。今年も今日で最後という日。
 僕の住んでいるところは大宮の見沼田んぼが見渡せるところ。その西の彼方に大宮の高層ビル越えに富士山が見える。いつものように早朝、近くの空き地に犬を連れて歩いているときに、少女とも老婆とも思えぬ女性が坂の途中で富士山を拝んでいた。歩いている途中で富士山に気づき思わず、手を合わせたのかも知れない。
 たしかに朝日を浴びた富士山は気高く荘厳な感じをあたえるものだ。昔僕の祖母が窓から差し込むお日様に向かって手を合わせている姿を何度も目にしたことがあるが、近くにいた女性はそんなに歳を取っていたようには思えなかった。まあ少女ということはないだろうけど、今時の女性にしては珍しい姿だった。
 祈るという姿をあまりにもまじかなところで、目にしたので少しどぎまぎしてしまったが、祈るしかないあるいは祈りたいという気持はじゅうじゅうわかるので、相手に気づかぬように引き返した。
[PR]
by jinsei-detox | 2010-12-31 08:50
 18日に東京文化会館で公演された東京バレエ団のベジャール作品「M]を観てきた。
 初演の時は三島由紀夫の作品を・ベジャールがものすごい読み込みをしているという感激を覚えたのだったが、このたびは何故か興奮する内容が僕にはなかった。
 僕のバレエに対する見方が当時とかわったのだろうか。
 ダンサー達が未熟すぎるように僕には思えたのかも知れない。さすがにラストの場面で小学生のイメージの三島が死ぬところに共感するものが込みあげてきたものの、全般に緊張感のない舞台のような気がしたのだった。
 ベジャールが不在だからなのか、三島のメッセージをすでに公演する側が見失っているのかもしれない。
つまり、ベジャールが三島の作品になにを見ようとしていたのかという探求心が作る側の動機がうすかったのじゃないか。
 でも会館はいっぱい観客が入っていて、アンコールの拍手はものすごかった。僕の感覚がおかしいのか
 その日の観客があまちゃんなのか、いまのところわからない。
[PR]
by jinsei-detox | 2010-12-19 19:55

師走の夜の電車は

  師走の声を聞いて、勤め帰りの電車の中は、忘年会帰りのサラリーマン達で混んでいる。
金曜日の夜などは朝のラッシュと同じくらいの、過激さがある。
 それでも電車の席に座れる幸運な人もいて、彼らは目を閉じて眠っている。そんな風景で可笑しいのは
おじさんの肩に女の子の頭がこっくりやって、もたれることがある。あるいはもうしな垂れかかっていることがある。
 そんなときおじさん達は、いやな顔もせず、黙って肩に頭を載せてやっている。しかし、その頭が男のだったり、おばさんのだったりすると、おじさん達は肩を揺すって、さも迷惑だっていう仕草をするのである。
 まあ僕だって頭をもたれてくる子が、可愛い女性だったら鼻の下を伸ばすだろうな。
 おじさん達は目をつむり、しばし若き日の恋人同士の気分でいい夢を見ているのだろう。
 そんな下心がわかるので、ガンバレよと心の中でエールを送り、下車するのである。
 
[PR]
by jinsei-detox | 2010-12-19 19:24