心身に溜まった世の中の嫌な毒をデトックスしましょう。


by jinsei-detox

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最近アルツハイマー・認知症についていろいろ調べることがあった。認知症八〇〇万人の時代になったと言われる。
健康状態は別にして人間の寿命が長くなってきたからだ。長生きは人類の夢であった。
しかし、長生きの代償が認知症ということなら、これは悲劇か喜劇か。

そんな関心もあってか深沢七郎の「姥捨山考」が読みたくなってきたのだった。日本の姥捨て伝説に題材をとった小説だ。
学生時代に読んだ記憶があるが、そのすごさはよく感じられなかった。ところが今読み返してみるとこれは小説というより
厳かな神話だと思った。甲州の山奥の貧しい村の農民の話で、主人公のおりんという老女が共同体の掟に従って
姥捨て山に倅に背負われていくのだが、この情景が美しいというか感動的なのだ。思わず涙腺が緩んでしまったほどだ。
おりんばあさんはたぶん60を超えたぐらいの歳ではなかったか。歯が丈夫で自分で石で砕くのだ。
無口ながらの倅の行動、孫の動物的な行動など、当時の貧しい村の中で人間が生きていくために為さねばならないことを
宿命として受け入れるその愛しさというか倫理の美しさに感動するのである。もちろん生にしがみついて人間的にこの宿命を
逃れようとする老人もいるのである。しかしおりんはまるで祝祭劇の主人公のように山に横たわりたいと思うのだ。
 
特別養老ホームで認知症でひとから介助食を食べせてもらって、漫然と生きながらえている老人たちになんの幸福感が
あるのだろうか。僕が八〇歳を過ぎたらどのような姿で生きながらえているのだろうか。
人間があまりにも長生きするようになったツケを僕らはほんとうにどうしたらいいのだろうか?

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by jinsei-detox | 2014-02-13 19:39 | 社会
8日の土曜日の雪は凄かったですね。みるみる20センチくらい積もっていきましたから。雪は大粒のそれではなく細かい雪が
切れ目なく降ってきているのを雪国育ちの僕はこれは積もるなと思ったものだ。幸い土曜日だったので通勤する人々は
難に遭わずによかったが、受験の子どもたちは大変だった。うちの下の子も帰宅はなんと23時近かくだった。国電はすべてストップ
したり、間引きしたらしく電車の中でひたすら待っている状態だったとか。しかも駅から延々と来ないタクシーを人々は行列を作って
待っていたらしい。息子は積もった雪の中を歩いて帰ってきたという。まあほんとうに想い出になる受験の日になったようだ。受かれば
よき想い出になるのだろうが、結果はどう出るか?

さて雪の翌日、都知事選挙が行われた得票率は雪のせいか46%ほどだったという。都知事は舛添要一氏に決まったようだが、
今回の立候補者の顔ぶれから引き算をしていくと彼になるのも分かるような気がする。細川の爺さんじゃ頼りないし、田母神さんでは
航空幕僚長のキャリアは当てにならないと思ったし、あとは正直言っていないんだね。桝添ねえ。なんかやな顔をしているねえ。あいつは。
辞めた猪瀬直樹もこすからい顔をしていたけど二人とも愛嬌がないんだね。どういう組織にいても絶対に這い上がってくる奴っていう感じの男でまあ上昇志向の塊のような気がするね。「美しい東京にする」だって、笑わせてくれるよ。だったら東京から電信柱をすべてなくすくらいの
ことを言ってくれればおおっとばかりに拍手するんだけど、オリンピック獲得の後にあまりにも都合のよいスローガンだ。
今日の僕は少し言葉が荒れてますか?別にこころはとても穏やかなんですがね。

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by jinsei-detox | 2014-02-10 17:01 | 社会
先日の日曜日、百田尚樹原作「永遠の0」を観てきました。
小説もよかったけど、映画も簡潔にしかも小説の中身を的確に掴み、見事に仕上がっていた。
零戦や航空母艦赤城などはどのようにCGで映像化したのかまったく分からないが、本物の空中戦のように
思えたし、その迫力は凄いものだと感心した。
映画館の場内は結構若い人たちが大勢鑑賞しているのが嬉しかった。隣からも前後の椅子からもすすり泣きの
パレードだった。僕も主人公宮部久蔵の気持ちを思って涙が流れてしまった。幸いマスクをしていたもので、そのマスクで
涙をふいたりしてごまかしていた。
それにしても未だ映画館には入場者が絶えないという。この映画は時代の空気になにか触れたというか、人々が欲していたもの
なんだろうな。自虐するだけの日本ではなく、あの戦争を肯定するわけではないが、国ではなく家族のために戦った男の
闘いにみんなが共感したのだろう。妻と子のために生き残ろうと必死で戦う男が、海軍一の臆病者と言われたにもかかわらず、その腕は
坂井三郎氏と並ぶほどの零戦のエース級だったことにこれまた感銘するのだ。
日本の軍隊は命を大切する思想がなかったのは周知のことだが、論理をきちっと構築する作戦戦略もなかった。その国が
戦争を始めるしかなかったというのが大東亜戦争の一番の問題だったのだ。

それにしても岡田准一という俳優がはまっていたなあ。でも評判がいい景浦というヤクザの親分を演じていた田中民の芝居には
僕は肩を竦めたかった。だって嘘っぽいんだもの。こんな風にいうのはきっと僕だろうけど…

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by jinsei-detox | 2014-02-05 18:36 | 文化
月末月初で明るいニュースが話題になっている。
ひとつは理化学研究所の小保方晴子さんたちがSTAP細胞を発見し海外から高く評価されていること。
もう一つは昨日入ったニュースで日本の高校生二人がローザンヌバレエコンクールで12位に入賞したこと。

最初のニュースでは彼女たちの研究の素晴らしさを説明するのではなく、プライベートのことばかり、まるで女性週刊誌のように
かぎまわっている様子は本当に日本のマスコミの幼稚さを現している。たとえばBBCなどはその研究がどのように
評価されるべきものなのかということを中心に報道されている。
小保方さんたちはプライベートなことなどばかり、その加熱な報道ぶりに悲鳴を上げ、静かに研究をさせてほしいとさえ懇願している
ではないか。ほんとうにこの国マスコミ連中はゴミと言われる所以だ。

もうひとつのニュース、ローザンヌコンクールがこれほどまで騒がれる価値のあるものなのか。まるでオリンピックで金メダルを
取ったごときに報道されている。誉めるのは結構なことだけれど、このコンクールがどういうものかをもっと調べるべきだ。
ヨーロッパ、ロシア、アメリカではこのコンクールに参加する人はまず地元で将来性のない人がでるものと評価されている現実がある。
パリオペラ座の生徒やボリショイバレエの学校の生徒たちには見向きもされないものらしい。
いってみれば将来性を見込まれていない子やバレエ後進国の子たちが、活路を見いだすためのイベントなのだ。
だからオリンピックのようないろんな国から参加していての競技ではないということを日本のマスコミはまったく理解していないようだ。
ちなみにモスクワバレエコンクールや米国のジャクソンバレエコンクールというレベルの高いダンサーが競い合って
賞を取った日本人のジュニアにはまったく関心もないくせに、ローザンヌとバカの一つ覚えのようにこれだけを取り上げるなんぞ
ほんとうに勉強不足もはなはだしいと言わざるをえない。パリオペラ座の学校の生徒やボリショイの生徒には関係ない競技になっていることを知らなくてはならない。それで日本のバレエの水準が上がりましたねえ。とくるから恥ずかしいのです。

話は変わるけど、危険な食品の成分のひとつであるトランス脂肪酸の害を米国をはじめとする先進国は法律で禁止したり
表示義務を義務付けられているのに、日本のマスコミはそんなことも知らぬのかまったく無関心を装って、ダンマリを決め込んでいる。

所詮新聞マスコミは企業の絡みで言えないのだとしたら、真実を訴える報道機関などとほざかない方がいい。
自分の足で、自分の体を張って記事にするなどという取材記者などもうとっくに消えたのかもしれないが、真実を訴えるような
素振りだけはしないほうがいい。

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by jinsei-detox | 2014-02-03 19:11 | 社会