心身に溜まった世の中の嫌な毒をデトックスしましょう。


by jinsei-detox
大島渚監督が一昨日亡くなった。そのことをいろんなテレビ局が報じているが、どれもこれも同じような内容で際だったものがない。もともとテレビ報道に期待する方がバカなのだが、もう少し本気でとりかかろうとする人がいてもよさそうなんだけどねえ。
 というのも僕は大島渚の映画の猛烈なファンだったからだ。
「日本春歌考」「新宿泥棒日記」「少年」「絞首刑」「儀式」などに胸を躍らせたものだ。特に「新宿泥棒日記」は映画を作りたいオッさんたちの匂いがむんむんしていて、こちらも早く自分もそんな仲間になりたいと思ったものだった。そうそう「愛のコリーダ」や「戦場のクリスマス」も後年になったが楽しませてもらった。
 いつも思っていたことだが、大島渚は話題作りにとても長けていると思った。いやでも注目させられてしまうテーマをその時代に作るのがうまいのだ。そういう映画はやはりヒットした。
 いつだったか僕が映画を志していたころ、確か「儀式」という映画の感想を言い合う会があり、ゲストの監督に「君のような発言を期待していたのだ」と同意されたことがあった。いまでも覚えているのは僕が大島組に参加させてほしいようなことを申し出たときにちゃんと金を取れるような腕になってやってこいと言われたことがあった。
つまり1本立ちして俺のところに来いと断られたのである。いつかいつかと思ううちに今になってしまった。
 残念だった。僕の情熱とエネルギーが足りなかったのである。大島渚の作るような映画を作りたかった…。
 
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# by jinsei-detox | 2013-01-17 19:30 | 文化

大雪の後遺症

14日に関東でも大雪となり、このまま降り続いたら都心の機能は壊滅かと思えるほどのものでした。
それでもさすがに、夜になると雪は止み、辺り一面の銀世界。雪明かりで夜の底がぼっーと明るいのも幻想的でした。しかし、この日は成人式でみんな大変だったろうなと同情する。
 僕もクルマで買い物に出かけようと思って車庫からクルマを出したものの、この雪はチェーンを巻かないとやばいと思い直し、バックしたのだが道路に出るまでが若干のスロープになっているため、雪に足を取られ空回りで戻れなくなってしまったのだ。息子を呼んで雪かきをするつもりだったのだが、長年使っていなかったスコップがすぐに壊れてしまいアウト。いやいや参りました。仕方なくガレージから夏のすだれを何枚も持ち出してきて雪の上に敷いてスタートを切るがやはり空回り。いやいやほんとうに困った。さてどうしようかと思っていたら隣家の家の老夫婦が出てきてスコップで雪かきをしてくれたのだった。地獄に仏とはこのことだ。
 僕と息子は恐縮しきって一緒に雪かきをはじめてようやくクルマを車庫に戻すことが出来たのでした。
 ちょっと関東の雪を小馬鹿にしていたのが、まずかったと反省したものです。
 近所の道路も雪道を馬鹿にしていた(無知なのかも)連中が上り坂をスリップして、上れず渋滞のもとをつくっていたものです。
 
 そして翌日がこれまた大変。道路が凍結して路面がアイスバーンになっていてとてもチェーンのないクルマは走行は無理。自転車など余計に危険であることがわかる。仕方なくそこの頑丈な靴を履いて歩いて出社。それでも凍った道路はほんとうに転倒しそうで怖いものでした。
 僕らは雪対策というものをまったくしていないので、哀れなほど雪にはひ弱な状態であることをやはり認識しておかなければならないとやはり反省したものです。

 
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# by jinsei-detox | 2013-01-16 09:39
2013年です。いま長岡から帰ってきたばかりですが、こちらのお天気のよいこと!
 暮れから大雪ではないにしろ向こうは雪が積もって、雪かきをやっていました。いまでこそ通りに消雪パイプから水が噴射され、車もおおかた走れるようになっているが、やはりちょっとした路地に入ればなんとももって昔ながらの風景だ。
 ところでこの消雪パイプに自分の家の車を道路に出すために、家の周りの雪を道路に放り投げる風景が昔にはなかったものだ。それから雪国の街の人々の精神が雪国らしからぬものに変わってしまったのを感じてしまった。
 昨夜の夜、友達といっぱいやるために長岡の中心街の大手通りを歩いたのだが、なんと交差点を渡るところの通り道の雪を掻いてないのだ。つまり朝から誰も雪かきをしていなかったということになる。いくら街の中心街が空洞化したとはいえ大手通の雪がそのままであるなんてことは信じられないことなのだ。昔だったら商店街の商人たちが当然のごとく通りやすくしていたはず。もう商人たちはいないのか、みんな通いでお店にやってくるからからなのか。それにしても長岡の商人たちのあきれ果てたマナーには日本の気概のない精神と同期しているように思われるのだ。
 つまり商店街の人々の気概があの消雪パイプに取って代わられて、雪国の暮らしの文化までもぐちゃぐちゃ路同様にとかされてしまったのかもしれない。
 曇天の空を仰いで舞い落ちる雪を見ながらそんなことを感じているのでした。
 
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# by jinsei-detox | 2013-01-03 15:54 | 社会

寒い寒い手が痺れるよ

寒い寒い手がかじかんでしまいそう。朝の犬の散歩なんて堪らないよ。
 でも「こんな寒さは春みたいなものさ」とロシアにいる息子ならいいそう。しかもその彼のところに冬休みを利用して遊びに出かけた弟ももの好きだ。ゴーリキの「外套」を読んでサンクトペテルブルグの昔のネフスキー通りを歩きながら想像したいのだとか…マイナス20度の外気にどうやって歩くんだろう?
 ロシアに行くなら真冬にいかないととよく言われるが、確かに行ってみたい気もするが、ウオッカを飲み過ぎて外で凍死ということも考えられないことはないので、その誘惑はしまっておきましょう。
 ウオッカと言えばロシアでも最近若い連中はあまり飲まないとか、ビールかワインあたりで澄ますのが普通だとか。ウオッカはオッサンの飲み物かもね。日本の若い人もあまりお酒は飲まなくなったが、これは世界的な傾向なのでしょうね。
 そのかわり女性が結構女同士で飲んでいる光景を目にすることが多くなったのもいい時代になったのだろうね。
 お酒と言えば、いま思い出したけど007のボンドもマティーニを飲んでいたな。今日辺りは僕もマティーニといきたいところだが,そんなお酒を飲めるお店も最近行かなくなったので、温かいお燗にしとこうっと。
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# by jinsei-detox | 2012-12-27 17:25 | 日常

応募してくれた皆さんに

我が社の経理の人が退職するに当たって、後任の募集をかけたところ、なんと280人の応募がありました。
 それも3日で120人を超えたのでもう本当にびっくりしたなんてものじゃありませんでした。選考は現職の彼女に20人に絞ってもらい、その人たちに面接をしました。
 ほんとうにみんな優秀な人たちばかりでした。一緒に現職の彼女も面接に加わってもらい選考したのでしたが
それはそれはため息がでるくらいみんなほしいと思える人ばかりでした。それにしてもこんな優秀な女性たちを雇えない日本の社会はおかしいですよと隣の彼女もため息をついたものです。
 僕もほんとうに迷いに迷ってしまいました。面接をした人たちを集めて会社を作りたくなったほどです。
 結局今日ひとりに絞って決定しましたが、みなさんにも来てほしいのだと心から思ったものです。
 選べなかった人にも御礼を伝えたいと思いました。
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# by jinsei-detox | 2012-12-26 20:37 | 日常

久々に007観ましたよ

この三連休に久々にDVDを借りてきて観ました。
 「カジノロワイヤル」「慰めの報酬」の007シリーズ。スパイものの「裏切りのサーカス」あとはずっと観たかった
「恋に落ちたシェークスピア」。時代劇の「一命」そして人情ものの「クレアモントホテル」
いやあ、映画っていいですねえ。一番の感動ものは「クレアモントホテル」かな。ダン・アイアランドという監督作品でロンドンの長期滞在型の小さなホテルが舞台。スコットランドから来た老婦人が主人公で、若い小説家志望の
男の子と知りあい、残り少ない人生に哀切な花を添える物語です。ストーリを解説するとくたびれるのでやめますが、現代の話なのに携帯電話もパソコンも出てこない映画なのです。唯一現代らしいのはレンタルDVD屋サンが出てくるくらいかな。原作はエリザベスティラーでアメリカの女優と同盟の作家です。小説が翻訳されているのなら読んでみたい本です。
 次に魅力的だったのは原作がジョン・カレの「裏切りのサーカス」.冷戦時の英国のスパイ小説です。正直いって一回観ただけではよく筋が分からなかった。僕の頭もそうとうにぼけてきたのかと落胆したのでしたが、ネットでこの映画のことを当たってみると、そうとう登場人物の絡みも複雑でみんな嘆いているようでした。それでも何回も観たいという気にさせるのだから不思議な作品です。実に地味で酷のある映画なのです。これはおなじスパイもの007シリーズと対極にあるような作り方です。
 さてダニエル・クレイグ主演の007ですが、いやあ彼の格好良さには痺れましたね。僕は中学のときショーン・コネリーの007に出会い夢中になったことがあったのですが、ハードボイルドでは今までの007の中では一番ではないかな。イアン・フレミングの小説は本当にアクションが売りなのでスカッとするけどジョン・カレの大人のスパイものには負けてしまうと言うのが僕の感覚ですね。
 しかし映画というのは観ると癖になりますねえ。お正月もレンタルしてDVD三昧しようかな。
 
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# by jinsei-detox | 2012-12-25 20:30 | 文化
選挙も終わって暫くたちます。投票率が59%だったとか。驚くべき低さにびっくりしました。
でも六〇代以上は80%だったとか、年寄りだけが日本の政治に関心を持っているということなのか、それとも
20代若者はまだまだ日本は大丈夫だと思って余裕をもっているのでしょうか?ただの無知かバカなのでしょうか?僕には見当もつきません。僕も若い頃はラジカル思考だったから既成政党のことばには関心もなく選挙にはノンを突き立てていた頃があります。まあバカなことですが、多分東京都知事になった猪瀬直樹さんもそんな感覚だったと思います。それは政治に関心がありすぎての逆説的行動だったのだと解することもできます。
 でも今の若い人はどうなんでしょうか?まんがいち自分たちが徴兵制でひっぱられることになっても黙って従うのでしょうか。僕なんか徴兵制もいいって無責任に思っていますけど。徴兵制かボランティアかそういう社会的イニシエーションが必要だと思うのだけど、どうでしょうか?
 それにしても「日本を取り戻す」っていうのはどうなんでしょう。どんな日本を取り戻そうとしているのですかね。
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# by jinsei-detox | 2012-12-21 19:11
目まぐるしく乱立する党の選挙態勢が変化してきています。
 おおっ!と思ったのは滋賀県知事の嘉田さんが新党を作り、そこに小沢一郎さんが合流して一緒にやることになったことです。脱原発を卒原発と言い換えているセンスを僕は買います。ただやみくもに脱と理想論を振りかざすよりもずっと現実的だからです。女性の力をもっと活用しようという発想は彼女だったらなんだか信用できそうな気がします。というのも後ろに控えているのが実力者小沢一郎だからです。
 あまっちょろい理想論はほんとうにもう沢山という感じですが、実力者小沢一郎が言うのですから信用したくなるというものです。ただ「品格ある外交」と彼女が掲げたのですが、それはなんのことか僕には分からない。
 まあとにかく不思議なことにほっとした感じになっています。というか嘉田さんに期待したいのです。
 呆け爆走老人とテレビ芸者にはどうしても期待できなかったからです。
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# by jinsei-detox | 2012-11-29 19:25 | 社会
 衆議院が解散して,目下マスコミは選挙の動向を特集しているようですが、なかなかその本質が
伝わってきません。本質というのはなぜここで解散だったのかということと、この選挙はなにを目指させられているものかという大きな視点がないように思われるのです。
 民主党と自民党と第3極の12の党が乱立している訳ですから、どこに票を入れていいのかまったく困惑してしまうような選挙です。
 昔の全学連非主流派の乱立するセクトのような有り様を彷彿とさせます。
 それにしても民主も自民もノンといいたのですが、ほんとうにだったらどこだという確信がもてないのが実情です。
 でも僕はだいたい決めてはいるのですが、選挙結果は自民党が票を伸ばすのではないかと思うと、ため息を今からつきたくなるような気持ちがします。民主党などは本当は全員落選ということにでもならないとスキッとしませんね。
 とにかく自民党でなくても憲法は変えなくてはならない。これは絶対です。道州制も賛成です。
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# by jinsei-detox | 2012-11-26 20:03 | 社会
 日曜日に息子が借りてきたDVD。「the fall]日本題名では「落下の王国」を観た。いや久々にすごい映画を
観た。何度もなんども作家のものつくりの手つきにため息をだすほど共感したのだった。
 監督はインド出身のターセム・シン。美術映画を観ているような美しい映像でありながら、フォンタジーに込められた壮大な人間のドラマ。どこからどう話していっていいのか映画を見終わった後の幸福感が話をさせることを禁じているような気持ちになっている。
 この映画は4年かかって世界の24カ国で撮影しているという。このお伽噺を大いに味付けしているのは衣装デザインの石岡瑛子の能力にも寄っている。それになんといっても主役の無名の少女がほんとうに可愛くて見ていても思わずニンマリとしてしまうくらいいいのだ。演技ではない演技をターセム・シンが演出しているのだ。そうだなこの映画を観終わって、なんだろうこの面白さはと考えて、しばらくしてから、これはアラビアンナイトの面白さだと気づいたのだった。
そうそう、映画の全編を流れるベートベンの交響曲第7番の第2楽章がなんともいえない雰囲気を醸し出していたことを付け加えよう。
 映画のストーリをウィキペディアの掲載していたものを引用しよう。

 1915年のロサンゼルス。無声映画のスタントマンをしていたロイは、撮影中に大怪我を負い半身不随となる。挙げ句の果てに主演俳優に恋人を奪われ、自暴自棄になっていた。
そんなとき入院中の病室に現れたのは、オレンジの収穫中に木から落ちて腕を骨折して入院していたルーマニアからの移民の少女アレクサンドリアだった。ロイは、動けない自分に代わって自殺するための薬を少女に盗ませようと思い付き、アレクサンドリアに作り話を聞かせ始める。それは一人の悪者のために、愛する者や誇りを失い、深い闇に落ちていた6人の勇者達が力を合わせ悪者に立ち向かう【愛と復讐の物語】。しかし、少女を操るためのたわいない寓話は、いつしか少女に希望を与え、やがて自分自身をも救う壮大な物語へと広がっていく。
  
 とにかくDVDでこれだけ感動するんだから、映画館で見た人は幸福な人だ。でもこの映画あまり広告もしなかったせいでひっそりと上映されたという。インド・英国・米国の合作でターセムが資金作りなどすべてやったという。本気の情熱を見せられたね。すごいよ。情熱というのは!才能というのはその次に来るんだな。
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# by jinsei-detox | 2012-11-13 18:54 | 文化