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心身に溜まった世の中の嫌な毒をデトックスしましょう。


by jinsei-detox

よお、河内山カッコいい!

  いやあ、カッコいい!実にダンディだと深く唸ってしまった。なんの話かと言えば、1952年製作の大映時代劇「すっ飛び駕」のDVDを観たのでした。映像はフィルムの保管がよくなかったせいで、なんとも見づらかったが
それを上回る面白さでなんとも時代劇の面白さを堪能したのだった。
 いやいや大河内傳次郎の「天保六花撰」でおなじみの河内山宗俊。これがまた堂に入って渋いというかダンディなのだ。子ども時代、東映時代劇のファンだった僕としては大河内傳次郎のことはしっかりと覚えている。
 どんなお話しかというと、不正を告発しようとして殺された父の意思を継ぐために、江戸表の藩主の下を向かう若侍市之丞を河内山宗俊が救う筋立てである。
 悪い家老たちを相手に歌舞伎の芝居仕立てで、科白をべらんめえちょうで吐く演技には思わず、かっこいい!とニヤニヤするしかない。あの昭和の時代の映画館のお客も待ってましたばかりに拍手を送っていたにちがいない。 幸せだった映画の時代だ。
 観ながら作り手は才能ある人たちにちがいないと思っていたら、案の定、いやいやそれもそのはず、監督はマキノ雅広、脚本が伊藤大輔、カメラは宮川一夫といったメンバーだった。なるほどねとそれはそれは幸せな気分になったものです。
 亡くなった淀川長治さんではないけど、「いやあ映画っていいものですねえ」と深夜独りごちて眠りにつくのでした。
by jinsei-detox | 2012-03-14 19:01 | 文化