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心身に溜まった世の中の嫌な毒をデトックスしましょう。


by jinsei-detox

ああこの映画は映画館で観たかった!

 日曜日に息子が借りてきたDVD。「the fall]日本題名では「落下の王国」を観た。いや久々にすごい映画を
観た。何度もなんども作家のものつくりの手つきにため息をだすほど共感したのだった。
 監督はインド出身のターセム・シン。美術映画を観ているような美しい映像でありながら、フォンタジーに込められた壮大な人間のドラマ。どこからどう話していっていいのか映画を見終わった後の幸福感が話をさせることを禁じているような気持ちになっている。
 この映画は4年かかって世界の24カ国で撮影しているという。このお伽噺を大いに味付けしているのは衣装デザインの石岡瑛子の能力にも寄っている。それになんといっても主役の無名の少女がほんとうに可愛くて見ていても思わずニンマリとしてしまうくらいいいのだ。演技ではない演技をターセム・シンが演出しているのだ。そうだなこの映画を観終わって、なんだろうこの面白さはと考えて、しばらくしてから、これはアラビアンナイトの面白さだと気づいたのだった。
そうそう、映画の全編を流れるベートベンの交響曲第7番の第2楽章がなんともいえない雰囲気を醸し出していたことを付け加えよう。
 映画のストーリをウィキペディアの掲載していたものを引用しよう。

 1915年のロサンゼルス。無声映画のスタントマンをしていたロイは、撮影中に大怪我を負い半身不随となる。挙げ句の果てに主演俳優に恋人を奪われ、自暴自棄になっていた。
そんなとき入院中の病室に現れたのは、オレンジの収穫中に木から落ちて腕を骨折して入院していたルーマニアからの移民の少女アレクサンドリアだった。ロイは、動けない自分に代わって自殺するための薬を少女に盗ませようと思い付き、アレクサンドリアに作り話を聞かせ始める。それは一人の悪者のために、愛する者や誇りを失い、深い闇に落ちていた6人の勇者達が力を合わせ悪者に立ち向かう【愛と復讐の物語】。しかし、少女を操るためのたわいない寓話は、いつしか少女に希望を与え、やがて自分自身をも救う壮大な物語へと広がっていく。
  
 とにかくDVDでこれだけ感動するんだから、映画館で見た人は幸福な人だ。でもこの映画あまり広告もしなかったせいでひっそりと上映されたという。インド・英国・米国の合作でターセムが資金作りなどすべてやったという。本気の情熱を見せられたね。すごいよ。情熱というのは!才能というのはその次に来るんだな。
by jinsei-detox | 2012-11-13 18:54 | 文化