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心身に溜まった世の中の嫌な毒をデトックスしましょう。


by jinsei-detox

体はとうに集団的自衛権を発揮しているのだ

このところビールなどアルコールの飲みすぎだなと自覚する気持ちがあった。その矢先のことだった。いつか感じたあの感覚
足首のねん挫のような痛みが生じた。そのまま仕事先の人々とゴルフを若干の足を引きづりながらもプレイを続けたのだった。
帰りの新幹線、東京駅について歩くに歩けない痛みに襲われてしまった。
いわゆる痛風である。連れの人も心配そうに声をかけてくれるが、歩行するのがこんなに辛いことなのかといった
苦しみだった。幸い翌日は休みだったので会社に行かなくても済んだが、病院はやっていない。家中の薬箱を
探し、ようやくロキソニンをみつけ飲んだのだがほんとうに痛風とはいやはや大変な代物なのだ。
翌日かかりつけのクリニックに行ってボレンタールという薬をもらい、なんとか痛みを抑えたのだったが、尿酸値を下げることに
専念しなければと思ったのだ。なんということはないアルコールを控えることだ。あとはプリンタイの多いたべものを少なくすること。
それにしても人間の体の凄さを改めて知った。生命が生きるためにはそれなりのメカニズムに従って、体のそれぞれは健気にも一生懸命働いているのだ。
尿酸値が7mm/dlを超えると、血液中の尿酸が消化しきれなくなり、間節に尿酸の結晶が沈着していき、それが次第に積り、ある日突然
はがれて血液中にその結晶があふれ、白血球がそれを侵入異物とみなし、攻撃をするのだ。自分の体を守るために白血球が活躍する際の
痛みなのだ。頑張れ白血球と言いたいところだが、体の持ち主はその痛みに死に物狂いで堪えなければならないのだ。
体のなかは昔から集団的自衛権を行使しているのだ。
そして今朝はお薬のおかげでようやく痛みもなく歩けるようになってきている。
いつまでビールを飲むのを我慢できるだろうかともうあの痛みを忘れて、ふてぶてしくも思っているのだ。

by jinsei-detox | 2014-08-06 07:05 | 健康