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心身に溜まった世の中の嫌な毒をデトックスしましょう。


by jinsei-detox

石垣島はもう夏

 石垣島はすっかり梅雨も上がり、日差しは夏そのものでした。空港からクルマで40分くらいのところに取材先のリゾートヴィラはありました。ツインのベッドが一棟というぜいたくなヴィラが5棟というこじんまりしたプチホテルです。
 オーナの山中さんは和歌山で美容室とエステを大きく経営している青年実業家。彼は石垣島および離島の写真集も出版しているほどの写真マニアでもあります。
 このヴィラの近くの海辺はマングローブや南東独特の林が防風林の役割を兼ねており、自然環境としては申し分のないものでした。
 珊瑚のかけらが打ち上げられた浜辺には台湾から漂流してきたと思われるペットボトルや日常品の数々も打ち上げられています。270キロもいけば台湾だといいます。
 沖縄や八重山諸島はたしかに南国であり、文化的にもヤポネシアと位置づける風土を感じるものです。
 夕食をとった後、裏の浜辺に散歩としゃれこむと、満月が煌々とかがやいており、星星の輝きがかすむほど。月の明るさがこれほどあかるいものだったかとしみじみと感じさせてくれました。
 この泊まったヴィラはエステなど癒しをテーマに作られており、施設感覚も女性のおしゃれ感覚に訴えているようです。そのぶん僕みたいな中年のおっさんにはちょっと恥ずかしくもあり、泡盛をくらって朦朧とするしかないようです。
 いま沖縄は観光地として経済的に発展しているのだろうが、僕なんかにはやはり、本土防衛のために犠牲を担わされた島という風に意識づけされているので、ついつい「悲劇の島」というフィルターで物事を見てしまいがちです。でも泡盛を飲んでしまえば沖縄三味線の旋律でそんな意識もなくなり、月の光のそこでグウーグウー高いびきです。
こんど沖縄の離島をじっくりと見て回りたいという思いが募ってきています。
沖縄は日本人のふるさとでもあるわけですからね。石垣島はもう夏_d0093506_13204560.jpg
by jinsei-detox | 2008-06-22 13:25