無念ということば
2009年 03月 18日
いまだ佐伯泰英の時代小説を呼んでいる。いまは「密命」シリーズで金杉親子の活躍降りを堪能している。彼らが倒す相手の中で、「無念!」と最後の言葉を吐き命を落とすものがいるのだが、チャンバラ小説にはよく出てくる「無念」ということばになんとなく不思議な感じがしたのだ。僕も子供の頃棒きれを振り回してチャンバラをやって「残念無念」などといいながら死ぬまねをしたものだ。
まあそんな風に「残念」という言葉が「無念」の前についていたらそのまま言葉の意味どうりに受け取るのだが、よく考えてみると「無念」は念が無であるのだからすっと成仏できる言葉じゃないのかななんて思ったわけだ。死ぬ前に思い残すことがないという解釈だと意味が通じないから「無念」というのは言葉の字義どおりでなく、「残念」という字義に引きづられた言葉なんだろう。
でもそんな曖昧な解釈でいいのかな?
というようなことをぶつぶつ思ったりして怠惰な時間をつい費やしてしまっている。
まあそんな風に「残念」という言葉が「無念」の前についていたらそのまま言葉の意味どうりに受け取るのだが、よく考えてみると「無念」は念が無であるのだからすっと成仏できる言葉じゃないのかななんて思ったわけだ。死ぬ前に思い残すことがないという解釈だと意味が通じないから「無念」というのは言葉の字義どおりでなく、「残念」という字義に引きづられた言葉なんだろう。
でもそんな曖昧な解釈でいいのかな?
というようなことをぶつぶつ思ったりして怠惰な時間をつい費やしてしまっている。
by jinsei-detox
| 2009-03-18 16:25